
個性的でユニークな名前として話題になる「キラキラネーム」。
今ではその響きやインパクトだけでなく、実際に使われているかどうかに注目が集まっています。
この記事では、実在するキラキラネームを一覧形式で紹介しながら、キャラクター由来のものや読めない当て字、そして親の名付けに込められた背景を詳しく解説します。
ときに「ひどい」「やばい」と話題になる名前の実情や、女の子に多い面白ネームの傾向など、読みごたえある内容に仕上げました。
名付けに悩む方や、社会現象としてのキラキラネームに関心のある方にとって、実例を知ることで新たな視点が生まれるはずです。
キラキラネーム一覧の中でも実在する衝撃の名前とは
キラキラネーム一覧の中でも、実際に存在する名前には驚きを隠せないものが多く存在します。
その多くは、アニメや漫画、外国語などの影響を受けたユニークな名前で、読み方も独特。
親の愛情やこだわりが詰まっている一方で、周囲とのギャップや読みづらさが課題になるケースもあります。
①アニメやキャラ由来の実在キラキラネーム
キラキラネームのなかでも注目されがちなのが、アニメやゲームキャラを意識した命名です。
実際に名付けられた名前には以下のような例があります。
| 名前(漢字) | 読み方 | モチーフ |
|---|---|---|
| 光宙 | ぴかちゅう | ポケモン「ピカチュウ」 |
| 詩羽楊 | じばにゃん | 妖怪ウォッチ |
| 弥有二 | みゅーつー | ポケモン「ミュウツー」 |
| 厳惰夢 | がんだむ | アニメ「ガンダム」 |
| 龍飛伊 | るふぃ | ONE PIECE |
これらの名前は、「大好きなキャラのように強く・愛される子に育ってほしい」という想いが背景にあることが多いです。
とはいえ、自己紹介で驚かれたり、書類の場で読み方を聞き返されたりするケースも多いようです。
正直、本人が気に入っていればOKなのかもしれませんが、学校生活や就職活動における影響は無視できないものです。
名付けの自由さと、社会的な実用性のバランスが問われるところですね。
ちなみに私もコンビニで「ぷう」と名付けられた子の名札を見たことがあり、2度見しました…!
②意味不明・読めないひどいネーミング実例
中には、「え、それ名前として成立してるの!?」と思ってしまうような難解すぎる名前も存在します。
以下は実際に登録されたとされる“読めないネーミング”の一例です。
| 名前(漢字) | 読み方 |
|---|---|
| 波波波 | さんば |
| 喜怒哀楽 | ゆたか |
| 心中 | ここな |
| 雲広 | うんこう |
| 羽姫芽 | わきが |
なかには、「なぜこの字を選んだ…?」と思わずツッコミたくなる組み合わせも。
特に「雲広(うんこう)」や「羽姫芽(わきが)」など、漢字の意味と響きがチグハグすぎて日常生活での不便が想像に難くありません。
それでも、「意味をこめた」「音がかわいい」など、親の想いがあるのは確かです。
ただ、子どもがその意味を理解したとき、どんな気持ちになるのかもぜひ想像してほしいところですね。
「心中(ここな)」という名前はちょっと…複雑な感情が湧いてしまいました…。
③海外風・当て字がすごい実在例まとめ
グローバル志向や音の響きを意識して、漢字を無理やり当てはめたパターンもかなり多く見られます。
こちらは「呼び名ありき」であとから漢字を合わせるスタイルで、以下のような名前が登場しています。
| 名前(漢字) | 読み方 |
|---|---|
| 愛羅 | てぃあら |
| 美富 | びとん |
| 空宙乃 | そぷらの |
| 永久恋愛 | えくれあ |
| 愛理 | らぶり |
もはや名前というよりブランド名、という感じすらします。
このタイプの名前は特に女の子に多く、見た目の可愛さや響きの良さを優先して名付けられているようです。
親の「おしゃれにしたい」という想いがにじみ出ていますが、その“こだわり”が子どもにとっては重荷になることもあるかもしれませんね。
とくに「永久恋愛(えくれあ)」という名前を目にしたとき、私はしばし時が止まりました…!
実在するやばいキラキラネームの傾向と理由
実在するキラキラネームのなかには、可愛さやユニークさを超えて、「やばい」「ひどい」と話題になる名前もあります。
それらには共通する傾向や、名付けに至った背景が存在します。
ここでは、親の心理的背景や社会的な影響も含めて掘り下げていきます。
①ひどい名前をつける親の心理的背景とは
まず知っておきたいのは、キラキラネームの裏にある親の「心理」です。
そのひとつが「マタニティハイ」。
妊娠・出産という大きな出来事のなかで、テンションが高まりすぎてしまい、冷静な判断が難しくなることがあるんです。
また、現代社会における“個性至上主義”も無視できません。
「人と違う名前をつけたい」「SNS映えする名前にしたい」など、外向きのインパクトが優先されがち。
加えて、核家族化によって、名前に関して周囲からのストップがかかりづらいという背景もあります。
「子どもを可愛がっている証」ではあるけれど、子ども自身の生きやすさが犠牲になってしまうケースも少なくないのです。
②DQNネームと呼ばれる名前の共通点
いわゆる「DQNネーム」とは、常識的な名前の枠から大きく外れた極端な名前を指します。
特徴的なのは以下のような傾向です。
-
漢字と読みの関連性がほぼない
-
意味が過激・不快な単語に通じる
-
一発で読めない
-
意味や由来が説明できない
実例を挙げると、
| 名前(漢字) | 読み方 | 備考 |
|---|---|---|
| 腸 | ひろし | 内臓名…!? |
| 運子 | うんこ | これはさすがに… |
| 羽姫芽 | わきが | 響き重視すぎます |
| 手洗 | てぃあら | 清潔感はある? |
| 一三 | にとり | どこかで聞いたような… |
こうした名前はSNSや掲示板でも話題になりがちですが、話題性と実生活での利便性は別問題。
DQNネームとされる名前を持つ子どもが、就職や進学で苦労する可能性があるという意見も多数存在しています。
少し厳しいようですが、「笑いのネタ」になってしまう可能性がある点は無視できませんね。
③名付けに後悔する親が続出する理由
実際に、キラキラネームをつけた親の約1割が、あとから「後悔している」と語っています。
その理由には次のようなものがあります。
-
小学校入学で子どもがからかわれた
-
名前を正しく読んでもらえない
-
フォーマルな場で浮いてしまう
-
子どもに「なんでこの名前なの?」と聞かれて答えに詰まった
中でも多いのは、「親のテンションで名付けてしまった」「時代の流れでつけたが、すぐに古くなった」という声。
名前は流行りではなく、一生もの。
その重みをあとから痛感するパターンが少なくありません。
私が印象的だったのは、「心中(ここな)」と名付けたお母さんが、「“しんじゅう”って読む人がいて恥ずかしかった…」と語っていた話。
悪意がなくても、漢字のイメージが独り歩きしてしまう怖さを感じましたね。
女の子に多い面白いキラキラネームの特徴
キラキラネームの中でも、特に多く見られるのが女の子の名前です。
響きの可愛さや見た目の美しさを重視した命名が多く、漢字と読みのギャップが印象的なものばかり。
ここでは、女の子のキラキラネームに見られる特徴や、実在する面白い名前を紹介していきます。
①読めない・響き重視のネーミングパターン
女の子のキラキラネームで特に多いのが、「とにかく響きがかわいい」という理由だけで名付けたパターンです。
その結果、「え、どう読むの?」と聞かれるような当て字が量産される傾向にあります。
| 名前(漢字) | 読み方 |
|---|---|
| 泡姫 | ありえる |
| 空理鈴 | くりりん |
| 今鹿 | なうしか |
| 礼 | ぺこ |
| 歩如 | ぽにょ |
「アリエル」「ナウシカ」「ぽにょ」など、ジブリやディズニーなどキャラクターを連想する名前が多く、親の趣味が透けて見えますね。
見た目の漢字が綺麗なこともあり、つい“かわいい!”と思ってしまいがちですが、実際には読み間違いが起こりやすく、日常的に説明が必要になるケースもあります。
「泡姫(ありえる)」という名前に遭遇したとき、ディズニーのロマンチックな印象と「泡になる運命」とのギャップにドキッとしました。
②花・星・自然などテーマ別の命名例
花や星、自然などをテーマにした名前は、女の子に多く見られるキラキラネームの定番です。
言葉としての響きが優美で、なおかつ幻想的なイメージを与えるため、名付けには人気が高い傾向があります。
| 名前(漢字) | 読み方 | テーマ |
|---|---|---|
| 百合愛 | ゆりあ | 花+愛 |
| 星奈 | すてら | 星+洋風 |
| 桜蘭 | おうらん | 桜の花+高貴な響き |
| 花音 | かのん | 花+音楽 |
| 天使 | えんじぇる | 天使そのもの |
いずれも“美しさ”や“癒し”を連想させるものばかり。
親の「花のように咲き誇ってほしい」「星のように輝いてほしい」という気持ちが感じられます。
ただし、読みやすさと意味の伝わりやすさのバランスは注意が必要です。
たとえば「星奈(すてら)」は響きは美しいものの、読み方に気づけない人も多いかもしれません。
個人的には、「天使(えんじぇる)」という名前には、背中に羽が見えてくるようなイメージを抱きました(笑)。
③「可愛い」だけじゃない名前の落とし穴
可愛さを重視した名前には、逆に「年齢とともに違和感が増す」という落とし穴もあります。
例えば「ビス湖(びすこ)」や「永久恋愛(えくれあ)」などは、幼少期は愛らしくても、思春期や大人になると“幼すぎる”“ウケ狙い?”と見られることも。
| 名前(漢字) | 読み方 |
|---|---|
| 海凛都羽 | かりんとう |
| 葉新 | はにー |
| 茄子 | かこ |
| 愛心 | あいす |
| 桃苺橙 | とまと |
また、ネーミングのインパクトが強すぎると、本人のキャラとのギャップに苦しむケースもあります。
周囲の反応によっては、改名を検討する人も出てきます。
キラキラネームにおいて大切なのは、「今かわいい」だけでなく「一生付き合っていける名前かどうか」という視点。
本人がその名前をどう受け止めるかを考えることが重要です。
実在するキラキラネーム【一覧】まとめ
キラキラネーム一覧には、実在するとは信じがたいユニークな名前が多く並んでいます。
「光宙(ぴかちゅう)」や「泡姫(ありえる)」など、アニメやキャラクターに影響を受けた名前は特に印象的です。
こうした名前の背景には、マタニティハイや個性を求める現代の価値観、親の願いや憧れといった様々な理由が隠れています。
しかしながら、DQNネームと揶揄されるケースや、就職・進学などで不利になる可能性があることも忘れてはなりません。
女の子に多いキラキラネームの傾向には、可愛さや響きを重視するあまりに「読めない・意味が伝わらない」といったリスクも潜んでいます。
名付けは一生に関わる大切なもの。かわいさや個性だけでなく、実用性や将来を見据えた視点も大切です。